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亀本 雄一郎; 山岸 滋
日本化學雜誌, 86(1), p.74 - 77, 1965/00
再放射化分析法をマグネシウム、水銀の定量に適用した。マグネシウムの定量にはつぎのような操作を行なった。試料を6分間中性子照射し、化学分離を行なってMgを放射化学的に純にとりだし、照射終了7分後に線スペクトルを200秒間計測する。測定後Mgの壊変しつくすのを待ち、3分間再度中性子照射し、1分間冷却、第2回の測定を2分間行なった。この第1回、第2回のMgの光電ピークの高さから収率を補正した定量値を計算した。水銀の定量もほぼ同様な操作で行なった。このときの条件としては、第1回照射4分間、化学分離4分間、第1回測定2分間、第2回照射20分間、冷却4日間、第2回測定100秒間であり、第1回測定のHgの0.203MeVの光電ピーク、第2回測定のMeVの光電ピークの高さから収率を補正した定量値を計算した。